cuiJine(クイジーニ)とは?

今から十数年前のcuiJine、「日本の美味しいものを世界に発信する!」なんて大風呂敷を広げた夢物語な企画でした。だからサイトの名前も、フランスで美味しいものを表す言葉「cuisine」のsをJに置き換えて、世界を目指していました。JはJapanのJであり、日本列島の形でもあります。

「cuiJine」はフランス語の「cuisine=料理、食事」という単語を元にしています。

そのとき作ろうとしていたのはECサイトではありません。なんと絵本でした。しかし、言い出しっぺの仕事が遅くて、全然準備が進まないうちに世界中で日本食ブームが起きてしまって、cuiJineは書店に出回ることなくお蔵入りしていたのです。

それから十数年が経ち、cuiJineはECサイトとして復活しました。ECサイトとしてのcuiJineが目指すものは、生産者と消費者の接近、そして融合。でも、cuiJineの力はまだまだ小さい。小さな力しかないcuiJineが今、できることの一つが、スムージーの提案でした。

試作チームもサイト構築チームも、たくさんたくさん話をしました。このスムージーがいいことは飲んだらわかるけど、それがどうしてcuiJineに繋がるの?

そして行き着いた考え方がcuiJineスタイル。理想だけを追い求めず、現実と調和しながら理想に近づけるのがcuiJineスタイル。このように書くと後付けの言い訳みたいに思われますが、今回のスムージーも、振り返ってみたら、たまたま友人がご家族で作る農産物をどうにかしたいって言う思いだったり、友人の飲食店を少しでも応援したいって言う思いから始まっていたのです。まさに生産者と消費者の接近だし、居酒屋さんという現実社会への理想の提案だったのです。

こうして、後から自分たちが何をしたくてcuiJIneを始めたのか、分析しました。

今、流行りのSDGsにも通じるかも知れません。フェアトレードの考え方にも近いかも知れません。安全だ安心だと、無責任に無低農薬を叫べば、生産者に過度の負担をかけ、農業は衰退します。もちろん、消費者の安全を無視したら農業は衰退します。どちらの道を目指しても、誰も得をしません。生産者と消費者が近くなって、それぞれが対等で、それぞれが持続する。でも、今の世の中の仕組みを全面的に否定はしない。理想だけを追い求めるのではなく現実とも調和する、そんな循環型モデルがcuiJineスタイルだと思っています。だからcuiJIneスタイルはスムージーだけで終わりません。農業に対してだけでも終わりません。多くの一次産業への可能性を持っています。それがcuiJineスタイルであり、cuiJineなのです。

「s」を「J」に、筆文字で日本の形を当てはめることで、日本全国を「ご当地」とイメージしています。

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